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立山寺(眼目の寺)

(りゅうせんじ さっか てら)

立山寺は、富山県中新川郡上市町眼目(さっか)にある曹洞宗の寺院です。山号は眼目山(がんもくさん)で、地域名である眼目(さっか)とは読み方が異なります。通称「眼目の寺」としても知られています。

立山寺の概要

立山寺はその名の通り、立山や立山信仰との深い関わりを持つ寺院です。特に珍しいのは、山神と竜神の神霊による開基という由来を持ち、立山権現と北海大龍女を開基としています。

創建は1370年とされ、立山権現が木こりの姿となり導いたことから建立が進められたという伝説が伝わっています。かつては「立川寺」と名乗っていましたが、後に「立山寺」に改称されました。

歴史

立山寺の正式名称は眼目山護国殿立山寺です。新西国三十三箇所霊場の第6番目の札所としても知られています。

開山は建徳元年(1370年)、曹洞宗大本山總持寺の第二世である峨山紹碩禅師の高弟・大徹宗令禅師によるものです。創建当初は七堂伽藍が整った立派な寺院でしたが、永禄年間(1558~1569年)に上杉謙信の兵火によりほぼ全焼し、開山堂のみが残されました。

その後、天正年間(1573~1590年)には佐々成政による再興が行われ、神通川の鎮守を祈願する寺として重要視されました。さらに明治32年(1899年)、第34世住職・長谷川天頴により「立川寺」から「立山寺」へと改称されました。

1953年には庫裏から出火し、多くの建物を焼失。その後、現在の堂宇は1979年に再建されたものです。

立山寺の特徴

栂並木(とがなみき)

立山寺の参道には、約300mにわたる栂(モミの木)の並木が続きます。この栂並木は富山県指定の天然記念物であり、樹齢400年、高さ約20m、太さ3m前後の巨木がそびえ立っています。このような大規模な並木は富山県内では唯一で、全国的にも非常に珍しいものです。

並木は寛永年間に能登国(現在の石川県)から苗木を取り寄せて植樹されましたが、現在では境内付近に残るこの部分のみが保存されています。

眼目集落とのつながり

立山寺が位置する眼目(さっか)集落は、上市川扇状地の平野と段丘上に広がっています。歴史的には「咲花」や「察花」とも表記されましたが、1605年(慶長10年)、加賀藩主・前田利常が巡視した際、寺の由緒を聞き、「眼目」と改名されました。

龍灯の伝説

立山寺の創建は、立山権現が現れたことによるとされ、山神・龍神の力を受けたと伝えられています。特に有名なのが「山灯龍灯」と呼ばれる現象です。毎年7月31日の夜、立山の頂から飛来する山灯と海中から飛来する龍灯が松の梢に留まると言われており、これは非常に珍しい出来事とされています。

アクセス情報

所在地

富山県中新川郡上市町眼目(さっか)

交通手段

Information

名称
立山寺(眼目の寺)
(りゅうせんじ さっか てら)

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