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滑川市

(なめりかわし)

滑川市は富山県の東部に位置する市で、新川平野のほぼ中央にあります。平野の大部分は早月川と上市川によって形成された複合扇状地です。1954年(昭和29年)に市制が施行されました。

歴史的な史跡、自然豊かな公園、個性的な祭りやイベント、美しい海と温泉、そして博物館や図書館など、多彩な観光スポットが揃っています。

歴史ある宿駅町

滑川市は古くから北陸街道の宿駅町として栄え、江戸時代には富山の売薬の拠点の一つとしても知られていました。

ホタルイカと「海の銀河」

滑川市は春の風物詩であるホタルイカの大群遊が見られることで有名です。青緑色に輝く幻想的な光の帯は「海の銀河」とも称されます。市内の全海岸線は「ホタルイカ群遊海面」として国の特別天然記念物に指定され、保護されています。

キャッチコピー「すべらない街」

「すべりかわ」という誤読を逆手に取り、「すべらない街 滑川市」というキャッチコピーが採用されました。このキャッチコピーは2023年2月、企業のコンペティションを経て発表されました。

史跡

滑川市には、歴史的な価値を持つ史跡が点在しています。過去の人々の暮らしを感じることができる貴重な場所です。

櫟原神社

櫟原神社は滑川市を代表する歴史的な神社です。地域の信仰の中心として、多くの人々が訪れます。

本江遺跡

本江遺跡は、縄文時代中期から晩期、そして古墳時代初期にわたる複合遺跡です。現在は遺跡公園として保存されており、訪れる人々に歴史のロマンを感じさせます。

東福寺焼窯跡

天保年間に大地主の神谷善右衛門が運営していた窯跡です。陶工は越中瀬戸焼から招かれたと伝えられています。ここでは、かつての陶芸文化の一端を感じることができます。

博物館・美術館・図書館

滑川市は文化施設も充実しています。以下の施設で知識を深め、地元の文化に触れることができます。

ほたるいかミュージアム

滑川市ならではの「ほたるいか」に特化した博物館です。発光の仕組みや生態系を学べる貴重な施設です。

滑川市立博物館

滑川市の歴史や文化を深く知ることができる博物館です。

滑川市立図書館・こども図書館

幅広いジャンルの書籍が揃う図書館と、子ども向けの施設「こども図書館」があります。市民や観光客にとって知的なひとときを過ごす場所です。

観光・娯楽

自然や温泉、スポーツ施設など、滑川市ではさまざまなアクティビティが楽しめます。

ほたるいか観光(4月中旬 - 5月上旬)

ほたるいかの漁や発光の様子を見学できる観光船が滑川漁港から出船します。自然の神秘を間近で感じられる特別な体験です。

行田公園

園内を流れる「行田の沢清水」は平成の名水百選に指定されています。四季折々の自然を楽しむことができます。

東福寺野自然公園

豊かな自然に囲まれた公園で、家族連れや観光客に人気のスポットです。

滑川海浜公園

1979年に開園した公園で、2023年4月にはオートキャンプ場がオープンしました。指定管理者の「ONE DIVE」が運営しています。

みのわテニス村

スポーツ愛好者に人気の施設で、テニスコートが充実しています。

早月川温泉(みのわ温泉)

含ナトリウム - 硫黄泉で、神経痛、胃腸痛、リウマチなどに効果があるとされています。心身を癒やすひとときが楽しめます。

タラソピア

健康増進施設として、地元住民や観光客に親しまれています。温泉やレストラン、展望台などが併設されています。

滑川市民交流プラザ

中心市街地のまちづくり事業の一環としてオープンした施設です。入浴施設「あいらぶ湯」やレストラン、市内を一望できる展望台があります。

祭り・イベント

滑川市では、地元ならではの文化や自然を祝う祭りやイベントが多数開催されています。中でも、以下のイベントが人気です。

ほたるいかまつり(4月下旬)

古来から地域に恩恵を与えてくれた「ほたるいか」に感謝する祭りです。滑川駅前地区から「ほたるいかミュージアム」周辺にかけて毎年2日間にわたり開催されます。郷土舞踊の「新川古代神」や大型やさこパレードが見どころです。また、2日目には県内で唯一の正三尺玉(30号玉)を打ち上げる海上花火大会が行われ、多くの観光客が訪れます。

ふるさと龍宮まつり(7月中旬)

夏の恒例イベントとして、地域の伝統を祝うお祭りです。滑川の街全体が祭り一色に染まります。

ネブタ流し(7月31日)

地域の特色を生かした夏祭りで、多くの人々が楽しむイベントです。

ほたるいかマラソン(10月上旬)

健康と交流を目的としたスポーツイベントです。ほたるいかをテーマにしたこのマラソンは、地元住民と観光客の間で人気です。

地理

地形と位置

滑川市は北西側で富山湾に面し、南東部には北アルプスを背景に加積山麓の台地や扇状地が広がっています。また、早月川や上市川などの河川が流れ、富山平野の東部に位置します。

主要な河川と湖沼

滑川市は富山県内で最も面積が小さい市でありながら、人口密度が比較的高い地域でもあります。

市章と地名の由来

市章の意味

市章は市の中央を流れる波入川(現・中川)にちなみ、波を図形化して山形に配し、市の特徴である「山、平野、川、海」を象徴しています。

地名の由来

滑川市の地名は中世に「波入川」が「滑河」と漢字表記され、後に「滑川」となったことに由来します。

歴史

近代以降の滑川町

明治時代以降、滑川町は面積が小さい一方で、富山県内で最も人口密度の高い町として知られていました。

市制施行への道

1954年、中新川郡滑川町と周辺の加積村が合併して滑川市が誕生しました。この合併により滑川市は県内でも有数の規模を誇る町となりました。

産業

主要産業

滑川市の産業は農業、漁業、工業の三本柱です。

農業

漁業

滑川漁港や高月漁港を拠点とした漁業が盛んです。

工業

市内には多くの工場が立地し、地域経済を支えています。主要な企業にはスギノマシンやYKK APなどがあります。

交通アクセス

鉄道

滑川市にはあいの風とやま鉄道線と富山地方鉄道本線が通っています。中心駅は滑川駅です。

道路

北陸自動車道の滑川ICや国道8号線が通り、アクセスが便利です。

Information

名称
滑川市
(なめりかわし)

富山市周辺・八尾

富山県