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高岡市美術館

(Takaoka Art Museum)

高岡市美術館は、富山県高岡市中川に位置する公立美術館です。「伝統と創造がおりなす、ひらかれた美術館」を理念に掲げ、1994年(平成6年)9月15日に現在の地で開館しました。1951年に高岡古城公園内に誕生した旧美術館を前身とし、地域に根ざしながらも全国的・国際的な視野をもつ美術館として歩みを続けています。

高岡の伝統を未来へつなぐコレクション

高岡市は古くから金属工芸や漆芸で知られ、多くの優れた作家と作品を生み出してきました。当館では、金属工芸、金属造形、漆芸、絵画、彫刻など幅広い分野にわたり、郷土にゆかりの深い作家や地域美術に大きな影響を与えた作家の作品を体系的に収集・保存しています。

金属工芸の魅力

とりわけ金属工芸・金属造形については、高岡の伝統技術を基盤としながら、その多様な展開が理解できるよう、全国的・国際的な視点で作品を収集しています。明治期の名工による大香炉や花器から、現代作家による革新的な造形作品まで、時代を超えた金属表現の広がりを感じることができます。

若手作家の支援

また、将来性のある若手作家の作品も積極的に収集し、伝統に培われた造形美を現代に活かしながら未来へと継承する、特色あるコレクション形成を目指しています。

建築の魅力と「光と水の塔」

美術館の建物は建築家・内井昭蔵氏の設計によるもので、地上2階・地下1階建ての鉄筋コンクリート造です。延床面積は約5,630平方メートル、展示面積は約1,488平方メートルを誇ります。外壁には庄川産の砕石「紅桜」を使用し、回廊の屋根やドアの引き手、ベンチなどには高岡の伝統鋳物技術を活かしたアルミキャストが取り入れられています。

光と水の塔

地下駐車場へのアクセスも兼ねたシンボルタワー「光と水の塔」は、雪吊りを思わせる優美なデザインが特徴です。夜間にはライトアップされ、幻想的な景観を生み出します。建物全体は回廊で結ばれ、自然光を効果的に取り入れた設計となっており、来館者が心地よく過ごせる空間が広がっています。

館内施設のご案内

地下1階

市民ギャラリーやホール(ビトークホール)、ミュージアムショップ、ティーラウンジ、パティオ、駐車場があります。ショップではオリジナルグッズや企画展関連商品、高岡生まれのクラフト作品などを取り扱い、暮らしに彩りを添える品々が揃っています。

1階

エントランスホール、受付、企画展示室1~3、アートホールなどが配置されています。定期的に開催される企画展では、国内外の優れた展覧会を積極的に紹介しています。

2階

高岡市出身の漫画家・藤子・F・不二雄氏の功績を紹介する「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」が設けられています。テラスからは周辺の景色を楽しむことができ、鑑賞の合間の憩いの場となっています。

地域にひらかれた美術館活動

高岡市美術館は、展覧会の開催だけでなく、美術家や研究者による講演会や講習会、市民による作品発表の場の提供など、多彩な活動を展開しています。市民にやすらぎを与え、何度でも訪れたくなる美術館を目指し、地域文化の発信拠点としての役割を担っています。

観光スポットとしての魅力

全国の優れた公共建築を選ぶ「公共建築百選」にも選定された建物そのものも見どころのひとつです。高岡の伝統工芸と現代アートが融合する展示、洗練された建築空間、充実したショップやラウンジなど、多彩な楽しみ方ができる文化施設として、多くの観光客に親しまれています。

高岡市美術館は、伝統と創造が響き合う空間のなかで、高岡の文化の厚みと未来への可能性を体感できる場所です。高岡観光の際には、ぜひ足を運び、地域が育んできた美の世界をご堪能ください。

Information

名称
高岡市美術館
(Takaoka Art Museum)

高岡・氷見

富山県