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黒部市美術館

(くろべし びじゅつかん)

立山連峰を望む「水と緑」のアート空間

黒部市美術館は、富山県黒部市堀切の黒部市総合公園内に位置する公立美術館です。豊かな自然に囲まれた環境の中で、雄大な立山連峰を望みながら芸術鑑賞ができる、黒部ならではの魅力を備えた文化施設です。「親しみやすい美術館」をモットーに、郷土ゆかりの作家をはじめ、国内外の現代作家の作品を幅広く紹介しています。

郷土と日本美術を結ぶコレクション

当館では、黒部をはじめとする郷土にゆかりのある作家の優れた作品を中心に収集・展示しています。それと同時に、日本における近・現代版画の流れを体系的にたどるコレクションを形成していることも大きな特色です。日本と郷土という二つの視点に立ち、多角的に美術を紹介する姿勢が、多くの来館者に支持されています。

版画コレクションには、池田満寿夫草間彌生長谷川潔斎藤清浜口陽三など、日本の近現代美術を代表する作家の作品が含まれています。県内でも有数の版画所蔵数を誇り、美術愛好家にとっても見応えのある内容となっています。

多彩な企画展とワークショップ

展覧会は企画展を中心に、年間4回から6回開催されています。現代美術や版画展に加え、絵本原画展や工芸作品展など、大人から子どもまで楽しめる内容が企画されているのも特徴です。地域に根ざしたテーマから全国的な視点まで、幅広いジャンルの美術に触れることができます。

また、ワークショップや関連イベントも随時開催されており、作品を見るだけでなく、実際に体験しながら美術を身近に感じられる機会が設けられています。芸術を通して地域文化の創造と交流を育む場として、重要な役割を担っています。

自然と調和する建築空間

美術館は1994年4月9日に開館しました。鉄筋コンクリート造平屋建ての館内には、約230平方メートル、天井高7メートルの開放的なメイン展示室をはじめ、展示コーナーや収蔵庫が整備されています。ゆったりとした空間設計により、作品を落ち着いて鑑賞できる環境が整っています。

銅葺き屋根が印象的な建物からは、僧ヶ岳をはじめとする立山連峰の美しい山並みを望むことができます。春の新緑、夏の青空、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々に移り変わる自然の風景もまた、この美術館の大きな魅力の一つです。公園内の散策とあわせて訪れれば、芸術と自然の両方を満喫できるでしょう。

地域文化創造の拠点として

黒部市制施行35周年を記念し、市民の寄附をもとに建設された本館は、地域文化向上への思いが込められた施設です。開館当初の企画展は昭和の風景画を紹介する展覧会であり、以来、地域とともに歩む美術館として活動を続けてきました。

郷土作家の紹介を大切にしながら、国内外の現代作家の作品も積極的に取り上げることで、地域と世界を結ぶ文化の架け橋となっています。黒部の自然環境と調和しながら、市民にとって身近で開かれた存在であり続けています。

利用案内

開館時間

午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)

休館日

月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、祝日の翌日(祝日・休日を除く)、年末年始

観覧料

企画展により異なります。中学生以下は無料です。

アクセス

・富山地方鉄道 電鉄黒部駅より地鉄バス生地行き乗車、「生地中区藤が丘クリニック前」下車、徒歩約10分
・あいの風とやま鉄道 黒部駅よりタクシー約7分
・北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅よりタクシー約15分
・北陸自動車道 黒部ICより車で約15分

自然と芸術が響き合うひととき

立山連峰を背景に、「水と緑」をテーマとする黒部市総合公園の一角にたたずむ黒部市美術館。自然の中で芸術に親しむ贅沢な時間は、日常を少し離れた心豊かなひとときをもたらしてくれます。郷土の美術にふれ、日本の近現代美術の流れを感じながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
黒部市美術館
(くろべし びじゅつかん)

黒部・宇奈月

富山県