富山県 > 黒部・宇奈月 > ハーバルバレーおがわ
ハーバルバレーおがわは、富山県朝日町の南東部、県営朝日小川ダムの下流約1キロメートルの川岸に広がるハーブ公園です。北アルプスの豊かな自然に抱かれた約2.4ヘクタールの園内には、四季折々のハーブが咲き誇り、訪れる人をやさしい香りで包み込みます。小川温泉へ向かう途中に立ち寄ることもでき、観光の合間に心と体をリフレッシュできる癒しのスポットとして親しまれています。
このハーブ園は、朝日小川ダム建設に伴う周辺環境整備事業の一環として、平成3年度に整備されました。ダム湖や周辺景観を活かしながら、人々がくつろぎ、自然と触れ合える場を創出することを理念として設計されています。
園内は、川の流れや自然の生態系をイメージしたやわらかな曲線を描くデザインが特徴で、歩くだけでも穏やかな気持ちになれる空間です。朝日県立自然公園にも隣接し、澄んだ空気と豊かな緑の中で、のびやかな時間を過ごすことができます。
園内の通路には段差がなく、車イスや杖をご利用の方でも安心して散策できます。バリアフリートイレも完備されており、幅広い世代の方がゆっくりと園内を巡ることができます。自然の中で誰もが心地よく過ごせる配慮がなされています。
園内には、ラベンダーやペパーミント、オレガノ、ベルガモット、セージなど約45種類・約5万株のハーブが植えられています。花の色や利用目的ごとにグループ分けされており、観賞しながら自然とハーブの特徴を学ぶことができます。
見ごろは主に6月から7月にかけてですが、5月下旬から8月上旬まで長く楽しめるのも魅力です。種類によって開花時期が異なるため、訪れるたびに違った表情に出会えます。
5月下旬、最初に咲き始めるのが「チャイブ」です。球状にまとまった紫紅色の花が愛らしく、食欲をそそる香りは料理のアクセントにもぴったりです。
6月上旬には、やわらかな黄緑色の花を咲かせるアルケミラが見頃を迎えます。葉に宿る朝露の輝きも美しく、女性の健康を守るハーブとしても知られています。
6月下旬から7月上旬にかけては、「ハーブ界の女王」と称されるラベンダーが甘い香りを漂わせます。青紫色の花が風に揺れる光景は圧巻で、園内でも特に人気のエリアです。乾燥させても香りが長く続き、ティーやポプリ、入浴剤など幅広く利用されています。
イタリア料理に欠かせないオレガノ、爽やかな香りのローマンカモミール、古代から薬草として重宝されたヤロー、力強い芳香をもつセージ、華やかな花色のベルガモット、気品ある香りのタイムなど、多彩なハーブが園内を彩ります。それぞれの栽培園には解説板が設置され、効能や利用方法も学ぶことができます。
園内では、ハーブを実際に摘み取ってリースづくりやアレンジメントを楽しむ体験ができます。散策後には、摘みたてのハーブを使ったハーブティーを味わえることもあり、五感でハーブを満喫できます。管理人との会話を通じて、育て方や活用法を学べるのも魅力です。
毎年6月下旬には「ハーブフェスASAHI」が開催されます。フラワーリースづくり体験やハーブの切り花販売などが行われ、多くの来園者で賑わいます。香りと彩りにあふれるイベントは、初夏の風物詩として定着しています。
開園期間:4月~11月
開園時間:午前9時~午後5時
休園日:主に土日・祝日(詳細は年間予定表をご確認ください)
入園料:無料
北陸自動車道朝日ICから車で約20分。小川温泉へ向かう途中に位置しており、ドライブの立ち寄りスポットとしても便利です。自然豊かな峡谷の景観を楽しみながら訪れることができます。
ハーバルバレーおがわは、約5万株のハーブが織りなす色彩と芳香に満ちた、心安らぐハーブガーデンです。北アルプスの大自然の中で深呼吸をしながら散策すれば、日常の疲れもやわらいでいくことでしょう。
花の美しさ、香りの心地よさ、そして体験の楽しさを通して、ハーブの魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。ゆったりと流れる時間の中で、自分自身を整える特別なひとときをお過ごしください。