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砺波チューリップ公園

(となみ こうえん)

砺波チューリップ公園は、富山県砺波市花園町に位置する、チューリップをテーマにした都市公園(総合公園)です。富山県の県花、そして砺波市の市花であるチューリップを中心に、四季折々の花々が楽しめる花と緑の拠点として、多くの人々に親しまれています。

公園の面積は約7ヘクタール。春には色とりどりのチューリップが咲き誇り、夏から秋にかけてはカンナやコキア、サルビア、マリーゴールドなどが園内を鮮やかに彩ります。冬には幻想的なイルミネーションイベントも開催され、一年を通して訪れる楽しみが尽きない公園です。

チューリップのまち・砺波を象徴する公園

砺波市は、日本におけるチューリップ球根栽培の先進地として知られています。砺波チューリップ公園は、そうした地域の歴史と文化を背景に誕生し、現在では砺波市を代表する観光スポットとして全国的に高い知名度を誇ります。

毎年春に開催される「となみチューリップフェア」は、国内最大級のチューリップイベントとして知られ、期間中は約300品種、300万本ものチューリップが園内一面に咲き誇ります。来場者数は毎年約30万人にのぼり、砺波の春の風物詩として定着しています。

園内を彩る四季の花々

春:となみチューリップフェア

春の主役は、何といってもチューリップです。フェア期間中は、赤・白・黄をはじめ、八重咲きやフリンジ咲きなど、多彩な品種が園内を埋め尽くします。デザイン花壇や水辺を活かした演出など、見どころが随所に散りばめられています。

夏:カンナとコキアの季節

夏には背丈の高いカンナが咲き、南国情緒あふれる景観が広がります。また、近年人気を集めているのがコキアの大花壇です。ふんわりとした丸い姿が可愛らしく、チューリップタワーから見下ろすと、花で描かれた大きな模様を楽しむことができます。

秋:彩り豊かな花壇

秋には、サルビアやマリーゴールド、ベゴニアなどが咲き誇り、落ち着いた色合いの中にも華やかさを感じられる景観が広がります。散策路をゆっくり歩きながら、季節の移ろいを感じるのもおすすめです。

冬:KIRAKIRAミッション

冬の砺波チューリップ公園では、イルミネーションイベント「KIRAKIRAミッション」が開催されます。LEDの光が園内を包み込み、昼間とはまったく異なる幻想的な世界が広がります。家族連れやカップルにも人気のイベントです。

公園のシンボル「チューリップタワー」

園内の象徴的存在がチューリップタワーです。1972年に初代タワーが完成し、長年親しまれてきましたが、2021年には新たな二代目タワーが完成しました。

現在のチューリップタワーは高さ約26メートル。展望台からは公園全体はもちろん、晴れた日には立山連峰の雄大な姿も望むことができます。塔の各頂点には、赤・白・黄のチューリップをかたどったオブジェが設置され、砺波らしさを象徴する景観となっています。

初代チューリップタワー(1972年〜2021年)

1972年、第20回となみチューリップフェアの記念事業として高さ21.9メートルの初代チューリップタワーが建設されました。大阪万博の「太陽の塔」に影響を受けたこのタワーは、長年公園のシンボルとして親しまれてきました。2008年には花の部分を改修しましたが、老朽化により2021年に解体され、タワーの赤いオブジェは記念花壇として再設置されました。

二代目チューリップタワー(2021年〜現在)

二代目チューリップタワーは2021年に完成しました。高さは初代より約4メートル高い約26メートルで、展望台からは公園全体を一望することができます。タワーには富山県を代表する3種のチューリップのオブジェ(「とやまレッド」「白雲」「黄小町」)が取り付けられ、訪れる人々に彩りと感動を提供しています。タワーからは、長さ138メートルの「スカイウオーク(展望園路)」へも続いており、空中散歩を楽しむこともできます。

見どころ満載の園内施設

五連水車

公園内には、日本最大級を誇る五連揚水水車が設置されています。水と緑が調和した風景は、写真撮影スポットとしても人気があります。

文化・歴史施設

園内には、砺波市郷土資料館や旧中嶋家など、地域の歴史や文化に触れられる施設も点在しています。また、隣接地には砺波市美術館があり、花と芸術を一緒に楽しむことができます。

チューリップ四季彩館

公園に隣接するチューリップ四季彩館では、世界で唯一、一年中チューリップの生花を鑑賞することができます。公園とあわせて訪れることで、砺波のチューリップ文化をより深く知ることができます。

公園の成り立ちと歴史

砺波チューリップ公園のルーツは、戦前から存在した富山県農事試験場出町園芸分場にさかのぼります。第二次世界大戦後、GHQの方針により廃止案が持ち上がりましたが、地元農家や研究者の尽力により、チューリップが咲く美しい風景が評価され、廃止が撤回されました。

1952年には第1回となみチューリップフェアが開催され、これが現在まで続く大規模イベントの始まりとなります。その後、1964年に現在の場所へ会場が移され、本格的な都市公園としての整備が進められました。1986年には現在の公園の基礎となる整備が完了し、今日の姿へと発展していきます。

利用案内

開園時間・休園日

年中無休
※ただし、となみチューリップフェア開催前10日間と終了後7日間は、準備・片付けのため入園できません。

入園料

無料
※となみチューリップフェア開催期間中は有料となります。

アクセス

公共交通機関でのアクセス

JR新高岡駅で城端線に乗り換え、砺波駅下車。砺波駅から徒歩約15分です。

車でのアクセス

北陸自動車道「砺波IC」から車で約5分。
高岡砺波スマートICからは車で約10分です。
※となみチューリップフェア期間中は交通規制が行われるため、現地の案内看板や警備員の指示に従ってください。

四季を通して楽しめる花と緑の公園

砺波チューリップ公園は、単なる花の名所にとどまらず、歴史・文化・自然が調和した、砺波市を象徴する存在です。季節ごとに異なる表情を見せる園内を散策しながら、心癒されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
砺波チューリップ公園
(となみ こうえん)

砺波・五箇山

富山県