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富山県立山博物館

(とやまけん たてやま はくぶつかん)

富山県立山博物館は、富山県中新川郡立山町芦峅寺に位置する広域分散型の県立博物館です。立山信仰や自然、民俗文化を深く学べる施設として、多くの来館者に親しまれています。

おもな展示施設

富山県立山博物館は、立山信仰や立山の自然、文化・民俗に関する展示や体験を通じて、来館者に深い理解を提供します。施設は3つのゾーンに分かれ、それぞれ異なるテーマで構成されています。

教界ゾーン

展示館

建築の特徴: 展示館は3階建てで、最上階から順に見学します。建築家・磯崎新が設計を手掛けたこの建物は、立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」をイメージした螺旋階段が特徴です。

施設構成: 2階と3階に常設展示室、1階に企画展示室、エントランス、事務室があります。

主な展示内容

山岳集古未来館

加賀藩から寄進された神輿などの文化財を展示しています。登山史や山岳文化の発展についても紹介されており、歴史的な視点で山岳文化を学べます。

教算坊

江戸時代、立山登拝の宿坊として使用された建物で、この地域にかつて33あった宿坊のひとつです。立山信仰が隆盛だった頃の歴史を感じられます。庭園や建物内部は、貸し出しやイベント利用も可能です。

聖界ゾーン

遙望館

体験型の映像ホールで、立山の自然や信仰文化を大型3面マルチスクリーンで体感できます。上映作品「新立山曼荼羅絵図」や「風 立山1990」を通じて、立山曼荼羅の世界を楽しめます。

上映時間: 10:00、11:00、13:00、14:00、15:00(上映時間約40分)

布橋

かつて女性が極楽往生を願う儀式「布橋灌頂会」が行われた場所です。この橋は煩悩を象徴する108枚の敷板など仏教思想に基づく設計が特徴です。

閻魔堂

鎌倉時代に制作された木造閻魔王坐像をはじめ、地獄信仰に基づく十王像の一部が祀られています。

うば堂基壇

かつて中宮寺の中心施設であったうば堂の跡地です。周囲には休憩や食事ができる多目的広場も整備されています。

遊界ゾーン

まんだら遊苑

極楽浄土と地獄が共存するとされた立山曼荼羅の世界を「地界」「陽の道」「天界」「闇の道」の4つのエリアで構成し、五感で体験できる施設です。

旧嶋家住宅

18世紀に建てられた商家住宅で、飛騨街道沿いの歴史的な建築物です。国指定重要文化財に指定されています。

旧有馬家住宅

18世紀後期に建てられた豪農住宅で、釘を使わない伝統工法が特徴です。立山町指定文化財に登録されています。

かもしか園

特別天然記念物であるニホンカモシカを飼育展示しています。豊かな自然環境の中で、カモシカの姿を間近で観察できます。

沿革と特色

富山県立山博物館は、地域の歴史や文化を保存しながら進化してきました。以下は主な沿革です。

主な年表

広域分散型博物館

芦峅寺地区全体を一つの博物館と見立て、「教界」「聖界」「遊界」の3つのエリアに分かれています。それぞれのエリアで学び、体験し、楽しむことができます。

建築デザイン

主な収蔵品

博物館では、立山信仰や歴史に関連する貴重な文化財を多数所蔵しています。

重要文化財

重要有形民俗文化財

施設情報

開館時間

9:30 - 17:00(最終入館は16:30まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月25日 - 1月4日)。
まんだら遊苑は冬季(12月から3月)休館。

アクセス

富山県立山博物館は、立山黒部アルペンルートへの玄関口としても便利な立地です。公共交通機関や車でのアクセスが可能です。

まとめ

富山県立山博物館は、歴史や自然、信仰文化を深く体験できる場として、多彩な展示や体験施設を提供しています。ぜひ立山の自然と信仰の魅力を存分に味わいに訪れてみてください。

Information

名称
富山県立山博物館
(とやまけん たてやま はくぶつかん)

立山・室堂

富山県