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砺波・五箇山

Tonami, Gokayama

砺波、五箇山の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

砺波 五箇山 観光ガイド

砺波・五箇山の観光・旅行 Info

砺波市(となみし)の観光地

砺波チューリップ公園

日本を代表するチューリップの名所

砺波チューリップ公園は、毎年春に開催される「となみチューリップフェア」の会場として知られる、北陸有数の花の名所です。約300万本のチューリップが咲き誇り、色鮮やかな絨毯のような景色が広がります。園内にはチューリップ四季彩館という施設もあり、一年を通してチューリップの魅力に触れることができます。

増山城跡(ますやまじょうあと)

戦国時代の名残を感じる史跡

国の史跡にも指定されている増山城跡は、砺波平野を一望できる高台に築かれた山城です。登山道や遊歩道が整備されており、気軽に歴史探訪やハイキングを楽しめます。春は桜の名所としても知られ、地元住民の憩いの場となっています。

庄川温泉郷

自然に囲まれた癒しの温泉地

砺波市南部の庄川温泉郷は、庄川の清流沿いに広がる温泉地で、美肌の湯として親しまれています。温泉旅館や日帰り入浴施設が点在し、四季折々の風景とともにくつろぎのひとときを提供してくれます。

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南砺市・五箇山エリアの観光地

相倉合掌造り集落(あいのくら がっしょうづくりしゅうらく)

世界遺産に登録された歴史的集落

相倉合掌造り集落は、1995年にユネスコの世界文化遺産に登録された、伝統的な合掌造り家屋が立ち並ぶ集落です。雪深い山間部の厳しい気候に対応するための建築様式で、現代にも人々が住む「生きた文化財」です。四季を通じて風情ある景観が楽しめ、特に冬の雪景色は絵本のような美しさを誇ります。

菅沼合掌造り集落(すがぬま がっしょうづくりしゅうらく)

静寂に包まれた小さな世界遺産

菅沼集落は、相倉と並んで五箇山を代表するもう一つの世界遺産です。コンパクトな敷地に合掌造り家屋が点在し、観光客も比較的少ないため、落ち着いた雰囲気の中で集落をじっくりと散策できます。民族館や塩硝の館(火薬製造の歴史を紹介する資料館)も併設され、五箇山の暮らしと歴史を知ることができます。

五箇山民謡の里

五箇山の伝統芸能「こきりこ節」を体感

日本最古の民謡といわれるこきりこ節を伝承する施設で、楽器の「ささら」を使った演奏や踊りの実演を鑑賞したり、体験したりできます。素朴で優雅な旋律は、訪れる人々の心を癒してくれます。

砺波・五箇山のグルメガイド

南砺市・五箇山の名産品と郷土料理

五箇山とうふ

固くて濃厚、山里の伝統の味

五箇山とうふは、通常の豆腐よりも水分が少なく、持っても崩れないほどの固さが特徴です。五箇山の清らかな水と地元産の大豆を使い、昔ながらの製法でつくられています。味が濃く、煮物や田楽としても美味しくいただけます。

栃餅(とちもち)

苦みと香ばしさが魅力の山の恵み

栃餅は、五箇山で古くから作られてきた郷土の味です。アク抜きに手間がかかるトチの実を用いた餅は、独特の香りと素朴な甘みがあり、山の暮らしを感じさせてくれます。砂糖やきな粉をまぶしていただくことが多く、保存食としても親しまれてきました。

塩硝(えんしょう)料理

火薬の里ならではの郷土グルメ

五箇山ではかつて火薬(塩硝)の製造が盛んであり、その文化を伝えるために考案されたのが塩硝料理です。山菜や地元野菜を中心とした精進風のメニューが中心で、五箇山の食文化と歴史を一度に味わえます。

砺波市の名産品とローカルフード

チューリップアイス

チューリップのまち砺波ならではの一品

チューリップの町・砺波で話題のご当地アイスです。チューリップの球根の粉末を使用し、ほんのりと甘く、珍しさから観光客に人気があります。道の駅砺波やチューリップ公園で購入可能です。

庄川ゆずを使った商品

香り高いゆずの魅力を活かした逸品

庄川町周辺で採れる庄川ゆずは、香り高く品質が良いと評判で、ジャムやドレッシング、ゆず味噌などの加工品としても親しまれています。お土産にもぴったりなパッケージが揃っており、女性やご年配の方に喜ばれます。

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砺波・五箇山エリアの人気レストラン

南砺市・五箇山周辺の飲食店

くろば温泉 食事処「まつや」

郷土料理と温泉が楽しめるスポット

五箇山の「くろば温泉」に併設された食事処では、山菜料理・五箇山とうふ・そばなど地元の味を気軽に楽しめます。温泉と食事を組み合わせてゆったり過ごすのに最適です。

五箇山旬菜工房いわな

清流の恵み「いわな料理」専門店

相倉集落に近いこのお店では、五箇山の清流で育ったいわな(岩魚)を炭火焼や刺身でいただけます。静かな山里の空気の中で、新鮮な川魚料理を味わえる貴重な場所です。

砺波市の人気飲食店

ラ・クロシェット(La Clochette)

地元野菜を使ったフレンチレストラン

地元砺波の農家と提携し、新鮮な野菜を使った創作フレンチが楽しめるレストラン。カジュアルな雰囲気で女性客やカップルに人気です。野菜の甘みと美しさを活かした料理が特徴です。

うどん茶屋 たかまさ

手打ちのこだわり、素朴な味わい

地元民に愛されるうどん専門店。庄川温泉やチューリップ公園からアクセスが良く、コシのある手打ちうどんや地元野菜を使った天ぷらが好評です。

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砺波・五箇山のおすすめお土産

おすすめの品と購入場所

五箇山和紙製品

伝統工芸が光る逸品

五箇山和紙は、丈夫で風合いが美しい伝統的な手漉き和紙です。封筒、はがき、しおりなど、実用的なお土産として人気があります。五箇山和紙の里や道の駅で購入可能です。

庄川ゆずドレッシング・ジャム

香り豊かな調味料とスイーツ

庄川ゆずの果汁を活かした商品は、料理に一味加えるだけで風味豊かになります。瓶詰めされたジャムやドレッシングは長期保存もでき、お土産として非常に喜ばれます。

チューリップグッズ

砺波市ならではの花のモチーフ

砺波市の観光施設や道の駅では、チューリップをモチーフにしたお菓子や雑貨が豊富に取り揃えられています。石鹸、文具、ハンカチなど、可愛らしくて記念にもなる商品が人気です。

砺波・五箇山の季節の祭り・イベント

南砺市・五箇山エリアの主な祭りとイベント

五箇山麦屋まつり(ごかやま むぎやまつり)

幻想的な民謡と舞踊が織りなす伝統行事

毎年9月下旬平(たいら)地域で開催されるこの祭りは、「麦屋節」という哀調を帯びた民謡を中心に行われます。笠をかぶり、袴姿で踊る舞い手たちの姿は非常に美しく、五箇山の伝統文化を肌で感じられます。夜になるとライトアップされ、合掌造り集落の雰囲気と相まって幻想的な空間が広がります。

福野夜高祭(ふくの よたかまつり)

巨大な行燈が夜空を彩る熱狂の祭り

南砺市福野地域毎年5月1日〜2日に開催される勇壮な祭りです。高さ約6メートルにも及ぶ精巧な行燈(あんどん)が町中を練り歩き、夜には激しいぶつかり合い(突き合わせ)も行われ、迫力満点です。地元の若者たちの熱気と絢爛な灯りが、春の夜を熱く盛り上げます。

井波よいやさ祭り

木彫りの町で繰り広げられる賑やかなパレード

南砺市井波地域で毎年夏に開催されるよいやさ祭りは、木彫り職人の町として知られる井波での最大のイベントです。町内を練り歩くみこしや山車(やま)、太鼓の演奏などが行われ、町全体が活気に包まれます。「よいやさ〜!」という掛け声が響き渡り、観光客も巻き込んで盛り上がる参加型の祭りです。

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砺波市の主な祭りとイベント

となみチューリップフェア

日本最大級のチューリップイベント

毎年4月中旬から5月上旬にかけて、砺波チューリップ公園を中心に開催される花の祭典です。300品種・300万本以上のチューリップが咲き誇り、色とりどりの花々が織りなす絨毯のような風景は圧巻。期間中はステージイベントやナイトライトアップも行われ、子どもから大人まで楽しめます。

出町子供歌舞伎曳山祭り

小さな役者が演じる本格歌舞伎

砺波市出町地区で5月3日・4日に開催されるこの祭りでは、地元の子どもたちが出演する子供歌舞伎が曳山の上で披露されます。装飾が美しい曳山(ひきやま)が町を練り歩き、伝統芸能としての歌舞伎が多くの人々に感動を与えています。砺波の文化的な側面を代表する伝統行事です。

庄川水まつり

水の恵みに感謝する夏の祭典

庄川地区で毎年8月上旬に開催されるこの祭りは、川の恵みに感謝する意味を込めて行われます。灯籠流し・花火大会・音楽ライブなどがあり、夜には色とりどりの灯籠が庄川に浮かび、幻想的な風景を楽しむことができます。

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地域の特色や魅力的な文化的背景

伝統文化と自然が調和するイベント

これらの祭りやイベントは、地域ごとの伝統文化・信仰・自然が反映されており、それぞれに長い歴史と地元住民の誇りが感じられます。特に五箇山の麦屋節出町の子供歌舞伎など、国の重要無形民俗文化財に指定されているものも多く、日本文化の奥深さを体感できる貴重な機会となります。

観光と結びついた体験型イベント

近年では、祭りにあわせて行われる特産品販売・地元グルメ屋台・体験イベントなども充実しており、観光客も気軽に参加できるよう工夫されています。チューリップフェアのように大規模で華やかなイベントから、山里の静かな民謡祭まで、どの行事もそれぞれの魅力にあふれています。

砺波・五箇山の気温・天候

富山県西部の砺波市南砺市五箇山エリアは、日本海側気候に属しており、四季折々の表情が豊かに感じられる地域です。春夏秋冬それぞれに特徴があり、訪れる季節によって異なる魅力が味わえます。また、五箇山などの山間部では砺波平野よりも寒暖差が大きく、特に冬は積雪が多くなります。

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春(3月~5月)

徐々に暖かくなり、花々が咲き誇る季節

春の始まりはまだ肌寒く、3月の平均気温は5℃前後と冬の名残がありますが、4月になると10℃以上になり、桜やチューリップが咲き始めます。砺波チューリップフェアが開催される5月には、15〜20℃程度まで気温が上がり、快適に観光できる気候になります。

服装の目安

薄手のコートやジャケットが必要ですが、5月以降は軽装でも過ごしやすくなります。

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梅雨(6月中旬~7月中旬)

湿度が高く、蒸し暑くなる時期

梅雨に入ると雨の日が多くなり、気温は20〜25℃前後になります。湿度が非常に高く、蒸し暑さを感じる日が続きます。特に山間部の五箇山では霧や雨で視界が悪くなる日もあるため、天候の変化に注意が必要です。

服装の目安

蒸し暑さに対応できる軽めの服装に加え、雨具(折りたたみ傘やレインコート)が必須です。

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夏(7月中旬~9月上旬)

日中は暑いが、朝晩は比較的涼しい

砺波市・南砺市の平野部では、日中の気温が30℃前後に達し、強い日差しが照りつけることもありますが、五箇山などの山間部では25℃前後と比較的涼しく過ごしやすいです。夕立が起こることもあるため、突然の雨に注意が必要です。

台風と降雨の傾向

夏から秋にかけて台風の影響を受ける年もありますが、富山県は比較的台風の直撃が少ない地域です。ただし、フェーン現象により気温が上がる日がある点は留意しましょう。

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秋(9月中旬~11月)

紅葉と澄んだ空気が魅力の季節

9月中旬以降は気温が徐々に下がり始め、10月には15℃前後11月には10℃を下回る日も出てきます。特に五箇山では紅葉が美しく、10月中旬〜11月初旬にかけて山々が鮮やかに彩られます。空気が澄み渡り、朝晩の冷え込みも感じられるようになります。

服装の目安

昼間は長袖で快適ですが、朝晩の冷え込みに備えてセーターや薄手の上着が必要です。

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冬(12月~2月)

積雪が多く、本格的な冬景色が広がる

富山県西部は日本有数の豪雪地帯として知られており、五箇山は特に積雪量が多く、数メートルに達することもあります。12月から2月の平均気温は0℃前後で、氷点下になる日も少なくありません。合掌造り集落が雪に覆われた光景は非常に美しく、幻想的な雰囲気が漂います。

冬の特徴的な現象

この地域では、冬型の気圧配置による北西の季節風湿った雪が特徴的です。路面の凍結交通の乱れに注意が必要です。

服装の目安

厚手のコート、手袋、帽子、防寒ブーツなど、しっかりとした冬装備が必要です。

砺波・五箇山へのアクセス

富山県西部に位置する砺波市・南砺市・五箇山地域は、自然と伝統文化が息づく魅力あふれるエリアです。新幹線、高速道路、バスなど交通インフラが整っており、都市部からのアクセスも比較的便利です。以下に、主なアクセス方法をご紹介いたします。

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鉄道でのアクセス

東京・名古屋・大阪方面からのアクセス

砺波・南砺方面へ鉄道で訪れる場合は、北陸新幹線と在来線を組み合わせるのが一般的です。

新高岡駅からの移動

新高岡駅からは、あいの風とやま鉄道線やJR城端線を利用して、砺波・南砺方面へアクセスできます。

城端駅は、五箇山の玄関口である世界遺産バス(加越能バス)の出発地となっています。

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高速バスでのアクセス

都市圏からの直行バスも便利

各都市から砺波・城端・五箇山方面への高速バス乗り換えなしで目的地へアクセスできます。

予約は各バス会社の公式サイトや高速バス予約サイトから可能です。

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自動車でのアクセス

北陸自動車道・東海北陸自動車道の利用

自家用車やレンタカーを利用する場合は、以下の高速道路を使ってアクセスするのが便利です。

所要時間の目安(ICからの距離)

冬季は積雪・凍結があるため、スタッドレスタイヤやチェーンの装備が必要です。

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地域内の移動とアクセス

五箇山へのアクセス

五箇山の相倉集落・菅沼集落へは、世界遺産バス(加越能バス)を利用するのが便利です。高岡駅・新高岡駅・城端駅から運行されています。

時刻表や運行本数が季節によって変動するため、事前の確認をおすすめします。

砺波・五箇山の移動手段

砺波市・南砺市・五箇山は、豊かな自然と歴史ある町並みを有する観光地です。エリア内を効率よく観光するには、公共交通機関自家用車やレンタカーを上手に活用することが重要です。地域ごとの交通手段を以下にご紹介します。

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砺波市内の移動手段

JR城端線と徒歩・レンタサイクルの活用

砺波市内は、JR城端線の「砺波駅」を中心に発展しており、駅から徒歩圏内に主要な観光スポットがあります。特に「砺波チューリップ公園」は駅から徒歩約10分でアクセス可能です。

また、レンタサイクルのサービスも駅周辺で提供されており、春や秋の季節には心地よい風の中、自転車での散策が人気です。

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南砺市・城端・井波エリアの移動手段

ローカルバスと徒歩での散策

南砺市の中でも「城端(じょうはな)」や「井波(いなみ)」エリアには歴史ある町並みが残り、徒歩での観光が楽しいエリアです。駅やバス停から各観光地までは徒歩5〜15分程度の距離にあります。

加越能バス(かえつのうバス)

市内の主要エリアを結ぶ路線バスがあり、移動に便利です。以下のようなルートが観光客によく利用されています。

時刻表の本数はやや少なめですので、事前にスケジュールを確認しておくと安心です。

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五箇山エリア(相倉・菅沼)の移動手段

世界遺産バス(加越能バス)

五箇山の相倉(あいのくら)合掌造り集落菅沼(すがぬま)合掌造り集落へは、高岡・新高岡・城端から運行されている「世界遺産バス」の利用が最も一般的です。

このバスは観光客向けに運行されており、日本語・英語併記の案内があり便利です。一日乗車券の購入も可能です。

注意点

冬季は積雪により、バス運行に影響が出ることがあります。冬季の訪問時は事前に公式サイトで運行状況を確認してください。

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自家用車・レンタカーでの移動

自由な観光には車が便利

南砺市や五箇山は山間部に位置するため、自家用車またはレンタカーを利用すると、より自由に観光スポットを巡ることができます。特に五箇山内の集落間や、井波・城端など複数地域を1日で巡る場合に便利です。

冬季はスタッドレスタイヤ必須となるため、事前に確認しましょう。

砺波・五箇山の観光コース

モデルコース1:日帰り(砺波~井波~五箇山)

午前:砺波チューリップ公園の散策

砺波市の名所「砺波チューリップ公園」では、特に春(4月下旬〜5月上旬)に開催される「となみチューリップフェア」が有名です。四季折々の花が楽しめる美しい庭園は、写真撮影にもぴったりです。

昼:井波で彫刻のまちを散策・ランチ

南砺市井波地区は「木彫刻のまち」として知られ、「井波彫刻総合会館」や「瑞泉寺(ずいせんじ)」の豪華な彫刻を見ることができます。門前町の通りにはカフェや地元食材を使った飲食店もあり、休憩にも最適です。

午後:五箇山・相倉合掌造り集落を訪問

世界遺産「五箇山・相倉合掌造り集落」では、江戸時代から続く合掌造りの家屋が今もなお生活に使われており、昔ながらの山村の暮らしを体感できます。展望台からの眺めも格別です。

オプション:時間があれば菅沼合掌造り集落へ

もう1つの世界遺産「菅沼合掌造り集落」もおすすめです。こぢんまりとした集落ですが、静かで趣のある景観が魅力です。

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モデルコース2:1泊2日で満喫(文化+自然+宿泊)

1日目:砺波と南砺の歴史文化を体感

2日目:自然と伝統を堪能する五箇山巡り

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観光コースを楽しむためのポイント

移動手段の工夫

地域によっては交通の便が限られるため、レンタカーの利用が便利です。また、世界遺産バスなども活用すると、公共交通でも効率よく周れます。

季節に合わせた計画を

春はチューリップ、夏は緑豊かな棚田、秋は紅葉、冬は雪景色の合掌造りと、四季折々の景色が楽しめる地域です。季節に応じて最適なルートや服装の準備をおすすめします。

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